![]() |
| 水深20メートルで心筋梗塞の体験談 2008.06.25〜07.13 |
![]() |
| いつもの石垣島 2008年6月24日(火)、午後のフライトでいつものように石垣島へ飛んだ。 雲が多かったけれど、おなじみの石垣島の美しいリーフが迎えてくれた。 |
![]() |
| 水深20メートルの魚礁 翌日25日9時30分、いつものネイチャー石垣島ダイビングサービスの多羅尾さんのガイドで、水深20メートルの魚礁へ潜った。古タイアのまわりに無数のヨスジフエダイが群れていた。 |
![]() |
| ヨスジフエダイ 今日は、買ったばかりのペンタックスDA35mmF2.8というマクロレンズの撮り初めである。 張り切っていた。それにしてもこの黄色の魚体は美しい。爽やかだ。 |
![]() |
| なんとか三兄弟 突然、目の前をゴロツキといった感じの人相?の悪い3尾の魚が横切った。 一番上はカスミアジ、真ん中はシロタスキベラ、一番下はマルクチヒメジだ。 |
![]() |
| ツチホゼリ ハタの仲間で高級魚とされるが、こちらもかなりの悪相だ。 |
![]() |
| タテジマキンチャクダイの幼魚 この魚を夢中で狙っている時に、なんだか胸が痛くなってきた。いつもと違う。 少しすれば治るだろうと、しばらく我慢していたが、治らない。そのうちに奥歯が痛み出した。それも我慢していると今度は頭が痛くなる。しばらくすると、また胸が痛くなる。まるでぐるぐる痛みが循環しているようだ。20メートルから6メートルまで上昇した。胸の苦しさは治らない。岩にしがみついて、動かないでいると、ガイドの多羅尾さんが心配して寄ってきた。彼のボードに胸が苦しいと書いた。彼は、落ち着いてOKサインを出すと、ゆっくり船へ向かって上昇する。 船のラダーにつかまってホッとしていると、多羅尾さんが手早くタンク、ウエイト、BC、フィンを外してくれた。身軽になって船に上がり、ウエットスーツを脱いで横になった。少し楽になった。多羅尾さんがすぐに船を返し、病院に連絡して救急窓口へ連れて行ってくれた。 |
![]() |
| 沖縄県立八重山病院 窓口で血圧を測ると、50までしか上がらない。看護師がびっくりして急いで集中治療室に運び込んだ。ドクターがすぐとんできて、心筋梗塞だと告げられた。びっくりだ。まさかとおもった。 |
![]() |
| 集中治療室(ICU) 生まれて初めて入った集中治療室。なにかものものしい。 |
![]() |
| 心筋梗塞説明図 橋ドクターが紙に書いて説明してくれた。 心臓に血液を送り込む冠動脈が、2カ所で血栓により詰まり、心筋にダメージが生じた。 そこで、足の付け根の動脈からカテーテルを挿入、詰まった血栓をバルーンで飛ばし、吸引。患部に樹脂製のステントを入れて血管を補強する。 あと、IABCPという心拍を補助する装置を埋め込み3日間絶対安静。このあいだ、両足はベッドに固定されて全く動かせない。心臓が回復したら、カテーテルとIABCPを外す。 と、まあ、こんな具合で、遠い離島の病院で心臓手術という希有な経験をした。 本人はいたってノンキだったが、一番大変だったのは妻と娘で、東京と名古屋から石垣島まで週末ごとに通ってきた。入院代よりこちらの費用の方が高く付いた。その後、全く二人に頭が上がらなくなってしまった。 |
![]() |
![]() |
| 常時心機能監視モニター 血圧78−116。心拍数101。 酸素供給96。 |
ナースの小野さん 元気でよく気がついて素晴らしいナース。 横浜出身でダイビングが趣味だという。 |
| 集中治療室は、若いナースが交代で世話を焼いてくれる。病気でなければ天国にいるような気分だ。毎日、熱いタオルで身体を拭いてくれるし、歯まで磨いてくれるのだ。足が動かせないから、身体中が突っ張って痛いのだが、優しく揉みほぐしてくれる。命に関わる状態にありながら、ちっとも不安を感じなかったし、何となく幸せな感じでもあった。 退院の日に、お礼の挨拶にICUに行ったら、みんなとっても喜んでくれて、さらにさらに幸せな気分になった。 |
![]() |
![]() |
| 一般病棟のナースステーション 1週間ICUにいて一般病棟に移された。 七夕飾りには早く良くなりますようにと 願うたんざくがたくさん。 |
七夕の折り鶴 七夕の日の食事には心づくしの折り鶴が 添えてあった。嬉しかった。 食事はうまくなかったが、、、 |
![]() |
![]() |
| 病室 退院までの2週間、この部屋にいた。 眺めがいいし、テレビもあって快適。 それにベッド差額もとられなかった。 |
オアシス 病院内にある喫茶店。 文字通りオアシスだ。 でも、10時にオープンで3時には閉店。 |
入院中、ダイビングショップの多羅尾さん夫妻やヒロちゃんが、何度もお見舞いに来てくれて、その親切が本当に嬉しく、最高の気分であった。知らない土地で不安がいっぱいだった妻も、親身になって世話してくれた多羅尾さんには心から感謝していた。 入院中、何もすることがない退屈を、メールでなぐさめてくれた吉田夫妻、杉浦、青木両氏などに感謝、感謝だ。持つべきものは悪友?ですね。 |
|
![]() |
| 朝焼け 病室の窓からは素晴らしい朝焼けが見える。毎日、5時半に起きて、日の出から刻々と変わる空の様子を、飽かず眺めていた。 |
![]() |
|||||||||
| 昼間の牧場 窓の外は青々としたサトウキビの畑が広がる。その奥は牧場だ。 石垣牛がのんびりと草を食んでいる。 遠くに塔のある赤い屋根が見えるが、ステーキレストランだそうだ。 生きのいい石垣牛を見ながらステーキだって、あまり趣味は良くないね。 結局、6月25日(火)に入院して手術、1週間集中治療室で絶対安静、 7月1日(火)に一般病棟に移されて、13日(日)に退院。都合3週間の入院生活であった。 入院費用
14日(月)に妻に付き添われて羽田に無事に着いた時は、ああ、生きて帰ってきたと 感慨無量なるものがあった。羽田で食べた江戸前の寿司のうまかったこと!! |
| *国府物語 | *癌病棟からメリークリスマス | *私の自分史 |