トヨタ自販部品部仕入課

 かってこの日本にトヨタ自販という会社があった。トヨタ自工が作る自動車を、世界中に売っていた会社である。1982年(昭和57年)6月30日、その会社は突然この世から消えてしまった。作る会社と売る会社が当然のように一緒になって、トヨタ自動車に生まれ変わったのだ。

 そのトヨタ自販にあって最大の規模を誇った課が、部品部仕入課である。なにしろ300万点に及ぶ補給部品を、常に欠品無く全世界に供給しなければならないという、重大な使命を担っていたからである。課員の総勢は60名。パーソナルコンピューターが普及し始める10年以上も前の話である。

 私はその課にわずか1年半だけ在籍した。1981年から合併まで激動の時代を、愉快な仲間達と過ごした。仕事はきつかったけれど、過ごした時間は楽しい思い出に溢れている。長い私の人生の中で、最良の時間だったようにも思えるのだ。

 於 百楽 (2015.07.18)
 あれから33年の月日が流れた。2015年7月18日(土)、名古屋の北京料理の名店「百楽」に、懐かしい顔が揃った。それぞれに良い年輪を刻んではいるが、当時の面影は残っていて、遠いかすかな記憶を蘇らせてくれる。私はすでにボケが始まっていて、全員の名前と顔を結びつけるのは困難を極めたが、まあ、年の功に免じてご寛恕願いたい。
 
 
 
 
ひとしきり食べて飲んでダベったあと、2次会に行こうということになった。70才を超えてから2次会などというものは、とんと縁が無くなっていたが、楽しい勢いで参加してしまった。

   

 終電にやっと間に合って、12時近くに娘の部屋に行き着いたら、この時間まで何をしていたと、久しぶりに説教された。

 

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