クラシックカメラの話題集

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アトム判可愛や   Atom51 Bebe Victrix  Liliput Sonnet Bergheil  Duchessa Kolex
アトム判のカメラ
20世紀初頭に登場したアトム判カメラ。手のひらに乗るような小型の乾板カメラである。乾板用だから、現代のフィルムを使うにはロールフィルムホルダーを必要とする。これがなかなか市場には出回らない。アトム判で写真を撮るというのは、なかなかハードルが高いのである。幸いベスト判用と120用とが手に入ったので、早速試写に出かけた。
   
 手のひらに乗るアトム判カメラ  ロールフィルムホルダー(左127、右120用)
 
 Atom51(Ica) (1909)
 
 Atom51+Tessar 90mm F6.3
アトム判の元祖。前蓋を開くとレンズポートが自動的に立ち上がる。ツアイス・イコンの前身イカ(ICA)のカメラ。ホルダーは下を固定して上をボディーに押しつけてパチンと止める方式で、差し込みタイプではないため、ロールフィルムホレダーはなかなか見つからない。
 
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 ヒジャブの女  亀戸天神にて
特別注文で作ってもらったロールフィルムホルダーを付けて試写。ブロニカのホルダーを改造した。亀戸天神で藤の花を撮った。慣れてくるとまともな写真が撮れる。もう一息か。
 
   
 清澄庭園にて
晴れた日を狙って清澄庭園へ。つがいのアオサギが遊んでいた。だいぶ慣れてきた。

 
Bebe(Ica) (1911年) 
 
 Bebe(Ica)+Tessar75mm F4.5
Bebeという可愛い名前のカメラは、スイスのZulauf社で生産が開始され、Icaへの合同によって1911年以降はIca Bebeとして販売された。さらにZeiss Ikonへの大合同により、Zeiss Ikon Bebeとして生産が継続されている。
フォルダーはアトムと同様に下を固定して上をパチンと止める方式だ。ピント合わせはヘリコイドという高級仕様である。4本の腕木を折りたたむクラップ式。後にツアイス製になるとヘリコイドをやめて前玉回転にしてしまった。
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 小岩菖蒲園にて(2019年6月14日)
小岩菖蒲園で試し撮り。うーん、手ぶれかなあ。なんとなくピントが甘い。

 
   
銀座にて 
晴れた日に銀座へ出て、銀座シックスの屋上から撮ってみた。今度は大成功。愛用カメラになりそうだ。
 
 Victrix(Ica)  (1912年)
 
Victrix+Nover 75mm F6.8 
イカ(ICA)社の前身ビュンシェ社の9×12cmのカメラが原型だが、イカに統一されたあとアトム判に生まれ変わった。

 
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 クラシックカーフェスティバル
小金井のクラシックカーフェスティバルに出掛けて試写した。光線漏れかレンズの曇りか、あまりきっちりした写真にならない。

 
   
 浜離宮にて
レンズを外して磨いて曇りを取った。ホルダーを127用から120用に交換して、チャレンジしたら、フィルム上に縦に線傷が走る。ホルダーのガイド部分をサンドペーパーで磨くが、なかなか線傷が消えない。ある人のアドバイスでセロテープで覆ってみた。今度は大成功。

 
 Liliput(Ernemann)   (1914年)
 
 Liliput+単玉
ドイツのエルネマン社が発売したリリプト。蛇腹の中の2枚の板を、後部から指でボディーに押しつけ、蛇腹を固定する。なんとも簡便なメカだ。レンズは単玉、シャッターも単速というシンプルなカメラ。
   
 丸の内の風景
 
Tropen Sonnet10 (Nettel)  (1916年)
 
 Tropen Sonnet10+Tessar 75mm F6.3 
ツアイスイコンの前身のひとつNettel社が生産した。ボディーにチーク材を使い茶色の革蛇腹を配したおしゃれなカメラ。ボディー側に距離調節のメカを埋め込んだ凝った作りだ。このテッサーはとてもよく写る。シャッターは空気圧を利用するコンパウンド・シャッター。
 
   
 空気制御のコンパウンドシャッター  距離調節のメカ
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 熱田神宮
 令和2年の正月。名古屋で初詣。
   
 大須観音  名古屋駅
 
Bergheil(Vogtrender)  (1919年) 
 
 Bergheil+Hellar 80mm F4.5
ベルクハイルはフォクトレンダー社が1919年(大正8年)に売り出したカメラで、シャッターにコンパーがついた上級機である。
 
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 中山五重塔  法華経寺山門
127(ベスト)フィルムは入手が難しくなってきた。市販されているのはモノクロフィルだけ。それもカワウソカメラか大沢カメラでないと手に入らない。
 
   
 孤独の埴輪  恵比寿にて
ブロニカの120用ロールフォルダー。自動巻き止め装置付だから、赤窓からの光線漏れを心配しなくてよい。 
 
 
  Duchessa(Contessa-Nettel)   (1925年)
 
 Duchessa+Tessar 75mm F4.5
ツアイス・イコン社の前身会社のひとつコンテッサ・ネッテル社の乾板カメラ。 当初はX字型の矢来を引き出すタイプだったが、1925年頃から前蓋を開いて、矢来を引き出すベッド式に進化した。レンズはテッサーのF4.5で、このシリーズとしては一番明るいレンズがついている。乾板差し込みのガイドが狭く、ホルダーは無理矢理押し込んでセットしたが、外せなくなってしまった。カメラ名のDuchessaは公爵夫人、メーカー名のContessaは伯爵夫人
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浅草にて  
ホルダーとカメラの接合部から光線引きをして、なかなか思うような写真が撮れない。丁寧に接合部を目張りして、ようやく満足する写真が撮れた。さすがこの時代のテッサーは素晴らしい。 
 
 
 Kolex(Kolar)  (1932年)
 
Kolex+Rekolar F6.3 75mm 
チェコスロバキア製のカメラである。この時代はすでにロールフィルムが全盛で、乾板カメラはほとんど生産されていないから、珍しいチェコスロバキア製ということもあって、中古市場では珍重される。シャッターはプロント。前蓋を開けると自動的にレンズボードが立ち上がるセルフエレクティング方式。
 
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 日比谷公園 
乾板差し込み口から120用のフィルムホルダーを差し込んで、快晴の日比谷公園を撮影。画面の上に黒い線が出る。なんだろう。とりあえずトリミングしてみた。
 
   
 祝田橋 東京ミッドタウン日比谷 
 東京ミッドタウン日比谷のテラスから祝田橋方面を狙った。ビルそのものも被写体になる。 




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