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| コニレットVSフジペット 愛しのコニレット フジペット万歳 |
かって小西六と富士フイルムは、日本のフィルムメーカーとして常にライバル関係にあった。コダックやアグファ、フェラーニアやイルフォードなど、世界中のフィルムメーカーがそうであったように、日本のフィルムメーカー2社も、普及型のカメラを作って、自社フィルムの使用を促進しようとした。1953年に小西六がコニレットを出して大ヒットすると、フジも負けてはいないで、4年後にフジペットを出して対抗する。 |
| コニレット T (1953年) | |
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| Konilette T+Konitor 50mm F4.5 | |
| コニレット T型は1953年(昭和28年)の発売である。ツートーンのベークライトボディーがかわいい。シャッターはKONIXでB、25、50、100、200。レンズはKonitor
50mm F4.5がついている。初心者用ではあるが、なかなか本格的な仕様である。 スイスのテッシナのパトローネが手に入ったので、使ってみた。スプールの形状が違うので、巻き戻しは出来ない。暗室かダークバッグで巻き戻す。私は風呂場を閉め切って使っている。マンションなら夜のトイレでもOKだ。このパトローネ、樹脂製だが蓋が取りやすいので、使い勝手は非常に良い。 |
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| (クリックすると大きくなります。) | |
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| 30×36の画面だから、上下がパーフォレーションの孔にかかってしまう。それを考慮して構図を決めなければならない。 |
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| 浅草1 | 浅草2 |
| 晴れた日にF11に絞って1/200で撮った。とても初心者向けカメラとは思えないシャープな写真が撮れた。周辺光量落ちがやや気になるが、十分に楽しめるカメラである。 |
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| 浅草とスカイツリー | 鳩とスカイツリー |
| 東京スカイツリーは、いろいろなところから撮影出来る。場所によって表情も変わるから、被写体としては大変面白い。 |
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| コニレット U (1957年) | |
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| KoniletteU+Konitor 50mm F4.5 | |
| コニレットU型は、昭和32年(1957)の発売である。シャッターはコパルでB、25、50、100,200、レンズはコニターF4.5 50mmだ。コニターというレンズは3群3枚の本格的レンズで、写りはご覧の通り、とても当時5,500円の安物カメラとは思えない写りだ。 |
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| 車とこども | 巣鴨にて |
| 軍艦が金属になったほか、ファインダーがT型より少し大きくなり、カウンターも数字がきちんと印字されて、見やすくなった。 |
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| ハロウィンの準備 | ミッキーマウス |
| ファインダーには上下に薄い青色のバーが追加された。その中に納めると、24×36のライカ判として撮影が可能だ。T型に比べていくらか改善されている。 U型には撮りっきりコニカのパトローネを使ってみた。裏蓋の補強材と少し干渉するが、私のカメラにはなんとかおさまる。気にする人は少し裏蓋の補強材を削ってやればいい。ベークライトだから簡単なヤスリで削れる。 このパトローネは24枚撮りだから、うまく詰めれば24枚撮れるはずである。ただ、カウンターが12枚までしかないので、12枚まで来たら、一度1枚目に戻してやらなければならない。実際に撮ってみると、コマ間の間隔が次第に開いてしまうので、15枚ぐらいがやっとだった。 |
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| 撮りっきりコニカ分解記 | ||
| 撮りっきりコニカミニから小型パトローネを取り出すために、カメラを分解してみた。ストロボのために高圧電流が流れるので、感電に十分注意して慎重に分解する。 |
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| 撮りっきりコニカミニ | 化粧紙をはがす | 表蓋をはずす |
| 今ではなかなか手に入らない貴重なカメラ。 |
高電圧注意のシール。 |
ドライバーなどで隙間から慎重にはずす。 |
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| 電池を取り除く | 裏蓋を外す | バラバラになった |
| 緑色のコンデンサーを引っ張ると基盤が外れるので、危険な電池を取り外す。 | 裏蓋を外すとパトローネが現れる。魚の3枚おろしの要領。 | 乾いたタオルか、軍手を用意して、感電にくれぐれも注意。 |
| フジペット万歳 | ||
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| Fujipet | ||
フジペットは富士写真フイルムが1957年(昭和32年)に発売した子供向けの入門機である。当時の価格は1,950円であった。しかし、デザインは東京芸術大学の田中芳郎氏で、入門機らしからぬ洗練されたデザインが評判になった。 ブローニーフィルムを使う6×6判カメラだが、大好評を博して売れに売れたらしい。この好評に気をよくしてもう少し高学年用に、35mm判のペット35を1959年に発売する。価格は4,100円であった。この両機種はよく売れたのだが、入門機としてあまり大事に使われなかったようで、中古市場にはほとんど出回らない。 |
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| ペット35 (1959年) | ||
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| Pet 35+Fujinar-K 45mm F3.5 | ||
このカメラはAJCCの先輩K氏に譲っていただいたカメラである。初代フジペットに比べて価格は2倍になったが、機能は数倍向上している。シャッターは単速から、なんとコパル製になり、B、25、50、100、200の本格派。レンズもF11の単玉から、3群3枚構成のフジナー45mmF3.5と格段の進化を遂げている。 デザインは同じ田中芳郎氏で、初代の雰囲気を上手に残している。レンズ鏡胴に出ている左右のレバーで、シャッターのチャージとレリーズをするのは初代と変わらない。この二つのレバーは、ちょうど子供が万歳をしているようでとても可愛い。 張り革はブラック、レッド、グレーなどのバリエーションが用意された。写真のカメラは上品なブルーグレーで、なかなかシックである。 |
| 2013年4月5日、いただいたばかりのペット35を持って、新宿御苑の名残の桜を撮りに行った。 |
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| 新宿御苑 | 大島桜 |
| ファインダーがとても明るく撮りやすい。左手でチャージ、右手でレリーズという動作も、軽快で気持ちよく撮影できる。1齣巻き上げるとストッパーがかかる。シャッターを切ったら、後ろのロック解除レバーを右にスライドさせてロックを外し、巻き上げる。 |
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| 満開の一葉 | 関山 |
| 新宿御苑には桜の種類が多い。今年の春は早く、染井吉野は3月末には散り始めてしまったが、遅咲きの一葉、関山、八重紅しだれなどが、美しく咲き誇っていた。緑の葉がかなり濃くなった大島桜も、存在感を一段と増していた。 このカメラは目測ながら40cmまでの近接撮影が出来る。慎重にピントを合わせれば、ご覧の通り。咲き始めた関山の八重の花を、しっかりと撮ることが出来た。 |
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| 八重紅しだれ | 八重紅しだれ |
| 楽羽亭という茶室の庭にある2本の八重紅しだれ。福島の三春滝桜と同じ品種の桜だ。 撮り終わったら、ロック解除レバーを右に押しながら巻き戻す。子供用にしては、左右のノブがWIND、REWINDと英語表記なのが気になる。 |
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| クラシックカメラの物語 |